妊娠中の喫煙が胎児に害を与えるメカニズム解明 「電子タバコにも同様のリスク」と研究者

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電子タバコも安全ではない

   さらにこの結果から研究チームが問題視したのが、専用の液体を蒸気にして吸引する「電子タバコ」だった。電子タバコはニコチンを含まないものもあり、通常のタバコよりも健康に悪影響を与えないとする声もある。

   そこで妊娠したマウスや人の肺細胞を用いて電子タバコ由来のフリーラジカルが与える影響を調査した結果、アレルギー性喘息の発症リスクや重症度が上昇することが確認されたという。

   チュラーロンコーン大学のパワン・シャルマ博士は、「電子タバコであっても胎児に悪影響を及ぼす可能性が高く、妊娠中の電子タバコの使用を安全と見なすべきではないことを示す結果だ」とコメントしている。

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