「足が臭い」と言われたお父さんの声から生まれた
ネット上では、「可愛い」、「目の前で倒れるのは少し傷つくのではw」といった声があるが、一部には「誰が買うんだろう」と、実用性に疑問を呈す声も見られる。
「はなちゃん」は、いったいどんな経緯で開発に至ったのだろうか。「はなちゃん」の開発に携わった、同社担当者の辻貴美花さんに、J-CASTニュース編集部が2017年9月13日に取材したところ、
「あるお父さんが家で足が臭いと言われてショックを受け、くさいというものを面白く、可愛く伝えてくれるツールが欲しいという依頼があり、開発しました」
という。数値で伝えることには心理的なショックが大きいとのことから、犬のリアクションで臭いを判定するようにしたという。ターゲットとしては自分でも気づけない生活臭に悩む女性を想定している。
ただ、あくまで「はなちゃん」は、臭いの強さのみを測定しているため、「悪臭だろうがいい臭いだろうが、臭いが強ければ問答無用で犬が卒倒」するという。これについては今後、種類を分けて嗅ぎ分けることも検討していきたいと述べた。
将来、「はなちゃん」の技術をどのような方向に応用するのかについては、
「においセンサの技術を用いて、においの掃除に応用していきたいと考えております。例えば、ルンバの上に消臭機能があるものを乗せて、においが強いと感じる空間を消臭してお掃除するイメージです」
と語った。