女優の藤原紀香さん(46)が自らの携帯電話を水の中に落とし、それを復活させるために「ある方法」を試したとブログで告白した。それは、5年ほど前からネット上などで出回っていたものだった。
「オーマイ ザオリク!!!」。藤原さんは、2017年9月12日のブログで、ファミコンゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズで使われる呪文を一部に使って、こう嘆いた。
「オーマイ 水没。あとは、祈るしかないー」
ブログによると、藤原さんは、携帯電話を誤って水没させてしまい、画面が暗転する「ブラックアウト」の状態になってしまった。しかし、恐ろしくて、携帯の電源も入れていないとした。
そして、携帯を復活させるには、お米の中に入れておくといいと聞いたとして、携帯を米粒の中に埋めた状態で放置していることを明かした。ブログは、人から携帯を借りて書いているという。
「生き返ってくれるかなあ」
「オーマイ 水没。あとは、祈るしかないー」
ジップ付きの袋「ジップロック」に乾燥剤を入れたものも水没に使えると調べて分かったとして、放置作戦がダメならこの方法を使うとした。また、何日ぐらいか後には、電源を入れてみたいとも漏らした。
翌13日にも、「依然、携帯は ブラックアウトです」と書きながらも、「みなさんからのコメントは、なんとかして見てますよー」と呼びかけていた。
実は、水没した携帯をお米の中に放置するという方法は、以前からネット上では知られていた。お米が水分を吸い取り、携帯を乾燥させるという根拠らしい。
5年前に「中国で成功」との情報が出回るものの...
こうした話は、ネット上の情報サイトなどで2012年ごろ、中国でこの方法を試した人がいて復活に成功したと紹介され、ネット上で急速に広まった。
また、その後も、オーストラリアの人がこの方法で携帯電話を復活させたことをテレビ番組が紹介したり、アメリカではよく使われる携帯の復活方法だとブログやツイッターに書かれたりしている。
藤原紀香さんは、どこで情報を入手したのかは書いていないが、こうしたネット上の書き込みなどを参考にした可能性はあるようだ。
藤原さんのブログには、ファンらから携帯の復活を願うコメントが寄せられている。アドバイスもあり、「日当たりの良い場所で2日ほど乾燥させたら完全に水が抜けて復活しました」「電源入れずに、即、お店に持って行った方が良い」などと書き込まれていた。
一方で、ネット掲示板などでは、「米とか初めて聞いたぞ」「ちょっと何言ってるかわからない」などと疑問視する向きも多く、藤原さんが試した方法には根拠がないといった指摘も出ている。
なお、9月16日夕までに、藤原さんから「携帯復活」の報告はない。