日本初「嗜好品外来」が勧める 生活習慣病予防にピッタリのおやつ

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青魚と同等の健康効果がある嗜好品とは

   チョコレート以外でカカオポリフェノールを効率的に摂れるのが「ココア」だ。効果的な飲み方として「ショウガココア」と「豆乳はちみつココア」がある。

   ショウガココアは、食品医学研究所の平柳要氏が「最強の組み合わせ」と太鼓判を押す。

   ショウガに含まれる辛味成分の「ショウガオール」には血液をサラサラにする効果があり、カカオポリフェノールの血管拡張作用とあいまって、継続的に飲めばしなやかな血管を保てる。

   ピュアココア(砂糖などを加えていないココアパウダー)5グラムを200ミリリットルのお湯で溶き、皮ごとすりおろしたショウガを小さじ1杯(約5グラム、チューブのショウガの場合は約7.5グラム)加えれば完成だ。甘みが欲しかったらハチミツを入れるとよい。

   豆乳はちみつココアは、ピュアココア5グラムを10ミリリットルのお湯で溶き、温めた豆乳120ミリリットルを入れたらはちみつを小さじ2杯入れて完成。豆乳に含まれるイソフラボン、はちみつに含まれるケルセチンという成分に、血管をしなやかにする効果がある。

   他にオススメの嗜好品が「クルミ」と「緑茶」だ。

   クルミには「αリノレン酸」が含まれ、摂ると体内でオメガ3脂肪酸の「EPA」「DHA」に変化する。

   EPAは血中の血小板が固まるのを防いで血栓を予防し、DHAは赤血球を柔軟にして毛細血管内での赤血球の流れを良くする。クルミを5個食べれば、塩サバ1枚分のオメガ3脂肪酸が摂れる。

   緑茶に含まれるカテキンは血圧を上昇させる酵素の働きを抑える。1日4~5杯飲む人は脳卒中や心筋梗塞になる割合が低いという研究結果もある。

   カテキンを多く抽出するには、90度以上の熱めのお湯でいれるとよい。粉茶にして茶葉ごと飲めばより多くのカテキンが摂取できる。

   もちろん最も大事なのはバランスの良い食生活だ。くれぐれも嗜好品だけに頼らぬよう気を付けるべし。

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