「お米の正しい研ぎ方」ってどんな方法? 水の無駄遣いの夫婦喧嘩からネットで論争

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「お米マイスター」の正しい方法はボウルだけで研ぐ

   ところで、正しい米の研ぎ方はどんな方法だろうか。日本米穀小売商業組合連合会では「お米マイスター」(注:マイスターは巨匠・師匠の意味)という資格制度を作っている。米に関する専門職経験がある人だけに受験資格がある、いわば「お米の博士号」といえる資格だ。

   米穀店「スズノブ」店主で5ツ星お米マイスターの西島豊造さんは、NHK「あさイチ」やテレビ東京「ソレダメ!」など多くのメディアに登場、米の美味しい炊き方などを広めている。ホクレン農業協同組合の北海道米販売拡大委員会が2012年9月30日にYouTube上に公開した「5ツ星お米マイスターの西島豊造さんの炊飯器でのお米の炊き方」を見ると、西島さんはザルを使わず、ボウルだけで米を研いでいる。ポイントはこうだ。

   (1)まずボウルに米を入れて、水を注いですぐに捨てる。このすすぎ作業を2回繰り返す。研ぐ時は優しく、丁寧に、しかし研ぎ過ぎないのがコツ。だから、できるだけ素早くする。

   (2)指を大きく広げ、シャカシャカと音を立てながら、ボウルの底に円を描くように回し、20回混ぜる。精米店から買ったばかりの米なら、この作業で米研ぎは終わりだ。しかし、買ってから1週間以上たっている場合は、汚れがあるため、以下の作業を行なう。

   (3)ボウルに水を加えて捨て、糠を洗い流す。この作業を2回。

   (4)さらに(2)と同じ要領で10回研ぎ、再び水を入れて洗い流す。この作業を2回。

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