東京・神田古書店街に鳴り物入りで2017年2月にオープンしたディスカウントチェーン「ドン・キホーテ神保町靖国通り店」が10月13日に閉店する。
わずか8か月での幕引きに、ネット上では「もう閉店ですか!」「一体何があったのだろう」と驚きの声が多数漏れている。
「ドンキ」ブランド以外で活用
同店は、靖国通りと明大通りが接続する、駿河台下交差点のすぐそばに構える。周辺には、明治大学や日本大学など多くの大学が立地し、一帯のランドマークというべき三省堂書店神保町本店から徒歩2分の好立地だ。
売場面積は999平方メートルと決して広くないものの、営業フロアは1階から6階までを占める。店内は「古書店街」という地域色に合わせ、本をモチーフとした演出を施した。
開店時には「お客さまにお買い物の『ワクワク・ドキドキ』を提供する店舗空間の創造に努めます」と力のこもったコメントをしていただけに、今回のスピード撤退には驚きを隠せない。
いったい、閉店を決めた理由はなにか。ドン・キホーテの広報担当者は9月14日、J-CASTニュースの取材に対し、
「この物件は当社のグループ会社が所有しており、ロケーションなどを勘案し店舗以外での活用がグループ全体として最適だと判断したためです」
と回答。
具体的な活用方法については、
「間接部門の拠点や、テナントへのリースなどを検討しています」
と話した。