過去10年で最も多かった2016年の4倍
今の時期のRSウイルス感染症の流行は、全国的にも多い。国立感染症研究所が2017年9月12日に発表した第35週(8月28日~9月3日)の報告数は1万189件に上った。
過去10年間の同じ週と比較すると、それまでで最も多かった16年の4倍に当たる。07年~10年の4年間は100人~500人の間で推移していたので、今年の報告数が顕著に多いことが分かる。
2017年は第15週(4月10日~15日)以降、過去10年で最多が続いており、第27週(7月3日~9日)には千人台、そして第35週に1万人台まで増えた。ここまで「右肩上がり」で増加しているだけに、心配だ。