埼玉、群馬両県の総菜チェーン店で購入した食品が原因で発生した集団食中毒について、腸管出血性大腸菌O157に感染していた東京都在住の3歳の女児が死亡していたことが2017年9月13日、明らかになった。
前橋市保健所は同日15時から会見し、女児が溶血性尿毒症症候群(HUS)で死亡したことを明らかにした。女児は8月中旬に入院したが、9月上旬に死亡したという。一連の問題で死者が出たのは初めてで、60歳代の女性も感染が見られたという。
原因については断定には至っておらず、提供された食品が何らかの原因で汚染された可能性も視野に入れて調査を進めている。今回死亡した女児が口にしたものについて、たけのこの炒め物やエビの炒め物を挙げた。当初原因として見られたポテトサラダについては、原因の一つである可能性もあるとして調査を進めているという。