石井啓一国土交通相は2017年9月12日、2020年までに訪日外国人旅行者数を4000万人に増やす政府目標の達成に向けて「出国税」を含めた新たな財源確保策を検討すると表明した。15日に有識者による検討会の初会合を開く。
検討会では、海外の事例も参考に旅行者が日本を出国する際に税を徴収する案や入国や出国者の航空券代に上乗せする「納付金」なども検討し、17年秋までに具体案を取りまとめる方針。
石井国交相は12日の記者会見で「多くの訪日外国人旅行客を受け入れるには受け入れ環境整備が必要。外部のさまざまな意見を取り込み検討の具体化を進める」と述べた。