美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、大相撲秋場所で懸賞旗が出されなかったとして「怒り」のツイートをした。
2017年9月11日の2日目。両国国技館で生観戦していた高須氏は、懸賞金をめぐるトラブルを実況するように報告していった。
「取り組み表に載ってない。なんでだ?」
高須氏は11日15時すぎ、ツイッターに「今日は沢山の高須クリニックの懸賞をつけたのに取り組み表に載ってない。なんでだ?なう」と投稿した。懸賞金の提供企業一覧が書かれた取組表の写真も同時にアップしているが、同クリニックの名前はなかった。
大相撲の懸賞は、特定の力士か順番の取り組みを指定してかけられる。1本6万2000円で、かけた本数分の懸賞旗が土俵上で持って回られるとともに、懸賞主の企業名が場内アナウンスされる。
ツイートによると高須氏がこの日かけていた懸賞は、前頭13枚目・錦木戦で3本、前頭7枚目・勢戦で5本、結びの一番で3本の合計11本。15時20分ごろの投稿では、異変に気付いてすぐに日本相撲協会に問い合わせたものの「つけおとしました。明日からちゃんとやります」との返答があったとして「ただではおかない!怒り狂うかっちゃん」と怒っていた。
16時20分ごろには「錦木の懸賞旗間に合わない!って」と投稿。取り組みは16時30分ごろにあり、「錦木につけたわしの懸賞が旗消えてる。残念無念 勝てよ。錦木。なう」と、土俵上に高須クリニックの懸賞旗が確認されなかったのを報告した。
日本相撲協会「その件については何も話せない」
勢戦はその5番後の17時前ごろにあったが、高須氏は「懸賞旗間に合ったなう」と土俵上の写真をアップ。高須クリニックの懸賞旗が写っていた。
結びの一番が終わった後の18時半ごろには「相撲協会、懸賞旗間に合わせようと凄く頑張ったみたい。とりあえず許す。かっちゃんは優しいんだ」と、ほとぼりが冷めたようだ。
ツイッター上では「これ高須医院長が気が付かなかったら、懸賞金だけもらって懸賞幕は出さなかったということでしょ?」「結局、説明あったのかな??」「確かにこれはキレていい」と同情する声が目立つ。一部には「内々で処理すれば良いのに」「器が小さい」と高須氏の行動への疑問もあった。
高須氏はかねてから大相撲観戦の様子をツイートしている。高須クリニックの懸賞旗が回ってくる場面の写真もたびたびアップしてきた。勢や錦木は長く応援しており、古くは2012年5月に「やったぜ勢。また入幕できたな。名古屋場所ではどっさり懸賞金かけてやるぞ」、15年9月に「錦木がんばれー」とそれぞれ労うツイートをしていた。
J-CASTニュースは12日、本当に錦木戦で同クリニックの懸賞旗が出されなかったかなどの事実確認を日本相撲協会に求めたが、「その件については何も話せない」とのことだった。