シンガーソングライターで俳優の福山雅治さん(48)が、これまで「言ったことがない」という、「ずっと嫉妬している」人をテレビの音楽番組で明かした。
映画やTVドラマの主演や、200万枚超えの「ダブル・ミリオン」ヒット曲もある福山さんの「初告白」に、共演者らは「めっちゃ貴重」「すごい話」と興奮気味で、ネット上でも話題となった。
「曲も凄いし、詞も凄い」
福山さんは、2017年9月10日深夜放送の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)にゲスト出演した。俳優やラジオ・パーソナリティーなど様々な分野で活動する福山さんだが、番組では音楽のアーティストとしての側面に焦点をあて、福山さんの自己分析も交えながら、その魅力に迫った。
福山さんは、影響を受けた人物の話の中で、「嫉妬する同世代のアーティスト」の話を始めた。
「同世代で言うと...槇原敬之さん。物凄く嫉妬の対象」
と明かした。槇原さん(48)に、「凄まじい才能」を感じたそうで、槇原さんの初期のヒット曲「どんなときも。」(1991年)について、
「曲も凄いし、詞も凄い」
と絶賛した。そして、
「槇原さんにずっと嫉妬してるなんて、言ったことないですから」
と初告白だと明かすと、共演陣からは、
「めっちゃ貴重」
「凄い話」
と歓声が上がった。これまで言わなかった理由については、
「言う必要はないし、(言うと)ご迷惑がかかっちゃうんじゃないか...」
と心配していたことも明かした。
槇原さんファン「嬉しい」「誇らしい」
福山さんが名前を挙げた槇原さんは、「どんなときも。」の他にも、「もう恋なんてしない」(1992年)のミリオンセラーや、SMAP(当時)への提供曲「世界に一つだけの花」(2003年)などでも知られる。
一方の福山さんには、「桜坂」(2000年)のダブル・ミリオン(200万枚超え)や、「家族になろうよ」(11年)などのヒット曲がある。歌の世界だけでなく、ドラマ「ガリレオ」(07年、フジテレビ系)やNHK大河「龍馬伝」(10年)で主役を務めるなど、演技の分野でも活躍している。17年9月9日には、主演映画「三度目の殺人」が公開された。ラジオのパーソナリティーとしても、幅広いファンを獲得している。
そんな福山さんの告白を受け、ツイッターでは、槇原さんファンとみられる人たちから、
「大好きなアーティストさんなので、この話、嬉しい!」
「ファンとして誇らしい」
などと喜びの声が相次いだ。他にも、
「あのレベルの人でも悩みや嫉妬があるということに親近感が湧く」
といった反応や、
「どっちも凄まじい才能だと思うけどね」
「ライバルと思っても、嫉妬する必要はないと思う」
「貴方は天から二物も三物も与えられた特別な人です」
と、福山さんも音楽的に成功を収めている事を指摘する声もあった。
福山さんが心配していた、嫉妬告白による、槇原さんへの「ご迷惑」(たとえば、福山さんファンによる、槇原さんへの『攻撃』など)は、ツイッターでは特段見受けられず、9月11日夕現在、少なくとも目立つ形で相次いでいる、という状態ではないようだ。