日本でもブームとなるか? 英語圏を中心とした海外インスタグラムで、奇妙なブームが起こっている。
それは、「#wavyblows(ウェービー・ブロウズ)」。直訳するなら、「波打った眉毛」といったところか。眉毛などをうねうね、「~」状にメイクアップするという、なんとも変わったオシャレである。
海外では8月末からブームに
実際に、インスタグラムの投稿を見てみよう。ばっしりメイクを決めた、妖艶な美人。ところがその眉毛は、まるで蛇のように「うねうね」――。こうした写真が、2017年9月7日時点で5000件近くアップされている。
この「ウェービー眉毛」が登場したのは、2017年夏ごろからだ。中でもブームの起点となったのが、YouTubeやインスタグラムで人気の米国の美容系インフルエンサー、プロミス・タマン・ファンさんで、8月22日に「新しい眉のトレンド???」とのコメント付きで、自らの眉をうねうねにした写真を投稿、これをきっかけに真似する人が急増したという。
さらに派生する形で、唇もやはり「うねうね」にする「ウェービー・リップス」も人気に。8月末ごろからは英語圏のメディアでも注目され、
「のたくった眉がインスタグラムを夢中にさせている最新の美容トレンド......でも、やってみたいコレ?」(ザ・サン(ウェブ版)、8月27日付)
「のたくった眉が美容トレンド:あり?なし?」(ザ・ガーディアン(ウェブ版)、9月2日付)
などと相次いで紹介された。もっとも、見出しからわかるとおり、その扱いは冷笑的で、「奇妙な美容トレンド」(ザ・サン)、「奇っ怪な熱狂? アツい新トレンド?」(Uloop)など、皮肉な見方が目立つ。
日本でも人気YouTuberが...
日本でも、上陸の兆しが見られる。美容系の人気YouTuber・佐々木あさひさんは9月2日、「海外新トレンド!? ウェービー眉毛をやってみた!」という動画を投稿、実際に「ウェービー眉毛」に変身する様子を紹介した。通常の化粧道具さえあれば簡単にできるといい、「誰にでも挑戦しやすいってのが、トレンドに入っている原因」だと分析する佐々木さんだが、日本でのブームについては「きっと(日本では)流行らないと思うんですけど......」と首をかしげた。
コメント欄には、
「こんなメイクした人歩いとったらどうしたって思うわwwww」
「これが全国爆発的に流行っても私は絶対にやらない自信ある」
とさすがに「理解不能」という反応が目立ったが、「ハロウィンとか?イベントごとにはいいかも!」など、一種のコスプレとしてはありなのでは、という声も見られる。