妻子ある男性弁護士とのW不倫報道があった民進党の山尾志桜里衆議院議員(44)。テレビのワイドショーなどで連日この話題が取り沙汰される中で、コメンテーターとして出演したある牧師の発言に激しい批判が集中することになった。
牧師は聖書の一節を紹介し、不倫を批判できるのは不倫したことない人だけであり、そもそも不倫を批判できるのは不倫した人の身内だけ、という内容を語ったからだ。ネット上では「山尾は公人だろ!」「山尾が自民の不倫議員を叩いてきた」などと騒然となっている。
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
話題になっているのは、「AbemaTV」の「けやきヒル'sNEWS」(2017年9月8日の昼に放送)内で、番組コメンテーターのアーサー・ホーランド牧師(65)が語った内容だ。このダイジェスト版を「AbemaTV」が活字の「Abema TIMES」で9日にネット配信し、多くの人の目に留まるようになった。
牧師は山尾議員の不倫報道についての感想を求められ、不倫報道に井戸端会議的な面白さを感じるのは理解出来るのだが、とし、「新約聖書」のヨハネの福音書8章7節を紹介した。これは姦通罪で捕えられた女性を責め立てる男たちに対してキリストが言ったとされる言葉で、
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
というもの。全く罪がない人などはいないし、不倫を批判できるのは不倫をした人の身内だけ、という考え方もある、とした。報道も傷ついている家族や子どものことを考え、丁寧に行って欲しい、と訴えた。これに対し、「何かズレていないか?」という声があがり、牧師に対する批判一色になってしまった。
「女に縁の無い俺は、石臼を投げ付けてヤル!!!!」
ネット上ではまず、不倫をした人を叩いていいのは不倫をしたことのない人たちだ、と受け止められ、
「大部分が不倫したことがないんじゃない?」
「女に縁の無い俺は、石臼を投げ付けてヤル!!!!」
「あたい50歳 不倫はおろか恋愛すらした事ない。だから牧師のオヤジからOK貰ったし、腕がちぎれるまで石投げ続けるわよ」
「聖書も悪党たちの自己弁護にばかり引用されて災難やな」
などと大騒ぎになった。
そもそも山尾議員が叩かれているのは公人だからであり、しかも国の子育て問題で名を上げた人物だ。それ以上に、不倫問題では、
「不倫を叩いてた奴が不倫してるんだから叩かれて当然だろ」
「このおばさんは他人には石を投げまくってた人なんですわ。其処が大事なとこで」
「結局特大ブーメランとなって自分の頭を直撃してしまった訳だがこのことでより一層笑い者になっているということ。聖書の話も一理あるが山尾の件は少し状況が違う」
との主張が掲示板に出て、激しい批判が繰り返されている。