携帯電話やプレゼント、軍服... 神社の「もの供養」は人形だけじゃない

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指原莉乃さんのジャージをお焚き上げしたことも

   供養するものは宅配で受け付けており、玉串料(供養料)はサイズに応じて3000~1万円だ。公式サイトでは、供養を受け付けるものの例を以下のように掲載している。

「人形、ぬいぐるみ、アルバム、写真、手紙、年賀状、絵画、掛け軸、おもちゃ、ランドセル、服、印鑑、アクセサリー、電化製品、携帯電話、こいのぼり、はく製、盆提 灯、しめ縄、神棚、仏壇、位牌、だるま、お守り、御札、タロットカード、オラクルカード、パワーストーン等のヒーリンググッズ」

   これだけでも範囲がかなり広いことがわかるが、これ以外でも不要になった愛用品、故人の遺品など、「常識の範囲内」であれば、基本的にはあらゆるものを受け付けている。2016年には「気になるお客サマ」(日本テレビ系)の企画で、HKT48の指原莉乃さんのジャージを「お焚き上げ」した。

「変わったものもいっぱい来ます。最近では、『旧日本軍の軍服』が送られてきました。理由などは聞いていないので、詳しい事情はわかりませんが......。また、芸能事務所や漫画家の方から、ファンレターやプレゼントをお願いされることもあります」

   確かにファンレターなどは、いろいろな思いが込められていて簡単には処分できなさそうだ。だからと言って、すべてを保管しておくのも難しいだろうし......。

   これらの「もの」は社殿でお祓いをし、「長年お世話になりました」と祝詞(のりと)をあげる。その上で、燃えるものはそのまま焚き上げ、燃えないものは専門の業者に回収してもらうという。

   ちなみに、筆者のような携帯電話の申し込みも、際立って多いわけではないが「結構ある」そうだ。ボロボロのガラケーを眺めながら、筆者はその「供養」を真剣に考えている。

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