たちが悪い「秋カビ」対策はコレだ 今夏の長雨で例年以上に大繁殖中

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【あさイチ 女のニュース】(NHK)2017年9月6日放送
夏の長雨で家の中に思わぬカビ!

   2017年夏、全国的に記録的な長雨となった影響で、例年以上に「秋カビ」が大繁殖している。8月24日には東京都が、豊洲市場の棚や冷蔵庫に大量のカビが発生していると発表、移転がさらに遅れる心配が出てきた。

   カビといえば梅雨と思われがちだが、実は秋のカビは夏の猛暑を生き延びただけにいっそうたちが悪い。家事代行の達人が手ごわい「秋カビ」対策を伝授する。

  • 梅雨のカビよりたちが悪い
    梅雨のカビよりたちが悪い
  • 梅雨のカビよりたちが悪い

「秋カビ」は梅雨時のカビより耐性が高い

   カビは、梅雨や高温多湿の夏をイメージするが、実はこれからの季節(9月~10月)は「秋カビ」が活発化する。カビは気温が33度を超えると繁殖しなくなる。カビも「夏バテ」をするのだ。ところが27度以下になると、再び大繁殖する。しかも、「秋カビ」は梅雨時のカビより耐性が高いから厄介だ。リポーターの角谷直也アナがこう説明した。

角谷アナ「カビが増えると、カビやほこりが原因で発症する過敏性肺炎や気管支ぜんそくを引き起こす恐れがあります。普通の風邪は1週間程度でせきが収まるので、それより長くなればカビを疑った方がよいでしょう。カビのピークは10月ごろまで続きます」

   番組では、カビに悩む主婦の山田さん宅を訪れた。木造2階建て住宅。家の中は一見きれいに見えるが、昨年は気にならなかったのに、今年はカビがすごいという。浴室や本棚の裏、さらにバッグや手袋、シンクにしまってあったフライパンにまでカビがビッシリ発生していた。

   そこに、カビの悩みを解決するお助けウーマンが登場。家事代行サービス歴16年の大橋優子さんだ。大橋さんは、家の中をあちこちテキパキと掃除しながら、次々とアドバイスした。

大橋さん「風呂場は普通に掃除をした後、水気をしっかりとふき取るのが大切です。カビが生えてしまった衣類は、洗濯する前に、エタノールが含まれているウエットティッシュでふいて殺菌するといいですよ。フライパンもエタノールで消毒すれば使えます。カビが発生しやすいのは、下駄箱やカーテンの裏側など、空気がこもりやすい場所です。だから、1か所換気扇を回しっぱなしにしておくのも1つの手です」

押入れの扉の代わりにカーテンで通気性を

   大橋さんがアドバイスした、場所ごとの対策は次の通りだ。

【押入れ】
定期的に扉を開けて換気! また、扉を外して、代わりにカーテンにしたり、 衣服を奥にしまわず平行に並べたりして、通気性をよくすると予防できる。

【キッチン収納】
こちらも定期的に扉を開けて換気する。また、食器をしまう際によく水を拭いたうえで風をあて乾燥させる。

【家具の裏】
とにかく換気することが大事。家具の置いてある場所に空気が入りこむ、風の通り道を作ることが重要だ。

【風呂場】
まず使い終わったら冷水のシャワーで浴室の温度を下げる。その後、水滴をゴム状のヘラなどでふき取ると、カビのできにくい環境になる。

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