「ンゴ」の由来は...
そもそも、「ンゴ」という言葉は2ちゃんねるの野球実況版「野球ch」で2008年に生まれた言葉だ。
当時、楽天に所属していたドミンゴ・グスマン投手が、ソフトバンクとの開幕カードで2回のサヨナラ負けを喫した。これが「野球ch」住民の間でネタにされ、投手が打ち込まれた際に「○○(=投手の名前)ンゴwww」などと揶揄する意味で使われるようになった。
その後、「野球ch」にいた実況ユーザーの多くが掲示板の自治トラブルで「なんでも実況J(なんJ)」という掲示板に移住。その後も、同じユーザーらが「ンゴ」という言葉を使い続けたことから、今では掲示板の名前を取って「なんJ語」と呼ばれることもある。
現在は、当初よりは広い意味で使われることも多いようで、
「遅刻したンゴ」
「隙を見せてしまったンゴ」
など、失態を犯した際や、思い通りにコトが進まない時に使用されるケースも増えている。
では、いま「ンゴ」を使っている大学生は、こうした「ネットスラング」としての意味を知っているのだろうか。今回の「スッキリ!!」の特集で、番組スタッフが大学生に尋ねると、
「特に意味はなく、ノリで」
「とりあえず付けておけば、いけるかなというノリ」
との回答だった。そのため番組では、大学生の「ンゴ」ブームについて、
「『ンゴ』という言葉が誕生して9年。最近、ネットなどで見た大学生が本来の意味を知らずに、語尾に『ンゴ』を付け始めたと言われています」
と説明していた。