安倍晋三首相は2017年9月7日夜(日本時間)、ロシア極東のウラジオストクでロシアのプーチン大統領と会談し、核実験を強行した北朝鮮に対して今後も緊密に協力していくことで一致した。複数のメディアが報じた。
報道によると、安倍首相は会談で「(北朝鮮に)国際社会全体で最大限の圧力をかけることが重要」と主張したが、プーチン氏は「核問題をはじめ、朝鮮半島の情勢を解決するためには政治的、外交的な手段しかない。まずは対話を続けなければならない」と強調した。北朝鮮が朝鮮半島や地域全体の平和と安定を脅かす存在であるとの認識では一致したという。
北方領土での共同経済活動については、「海産物の共同養殖」や「島の特性に応じたツアーの開発」など、5つの事業に優先して取り組むことで合意した。さらに、11月にベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で再び会談すると確認した。