山尾志桜里衆院議員(43)が2017年9月7日、民進党に離党届を提出した。同日夜に開いた会見で明かした。
だが、山尾氏は報じられた不倫疑惑について、「ホテルには私1人で宿泊した」「男女の関係はない」と否定。インターネット上では「男女の関係無いのになんで離党?」との疑問が噴出するとともに、「一線は越えてないという言い訳真似たようなもん」と冷ややかな反応が目立った。
「倉持弁護士と男女の関係はない」
山尾氏は7日発売の週刊文春(9月14日号)で倉持麟太郎弁護士との不倫疑惑を報じられ、時間差で同じホテルに入っていく様子を捉えた写真も掲載された。
これを受けて山尾氏は同日夜に会見を開き、民進党の大島敦幹事長に離党届を提出したと発表した。ただ、不倫報道については
「本件記事記載のホテルには私1人で宿泊した。倉持弁護士と男女の関係はない」
と明確に否定した。その上で「誤解を生じさせるような行動でさまざまな人にご迷惑をおかけしたことを深く反省し、おわび申し上げます」として謝罪した。
離党届提出の理由については、「間もなく始まる臨時国会や、国会論戦の場に今回の混乱を持ち込むのは、民進党や支援者にさらなる迷惑をかけることになる」との判断から、「本日離党する決断をした」と述べた。
「国会議員は続ける気かよ」
インターネット上では山尾氏が不倫関係を認めないにもかかわらず離党届を提出したことに「不倫してないのに辞めるとかイミフすぎ」「男女の関係無いのになんで離党?」と疑問が噴出。また、会見で涙ぐむような場面があったことから「なんか悲劇のヒロインぶってたな」「泣いて誤魔化す演技派」などと否定的な意見が多い。
さらに、「離党」という選択をとったことにも「国会議員は続ける気かよ」「離党しただけで終わらせる気満々」と厳しい声も多い。自身が自民党議員の不倫に対して厳しい態度をとってきたことも踏まえ、
「結局一線は越えてないという言い訳真似たようなもんで 離党だけではブーメラン逃れられねーよ」
と、今井絵理子参院議員が不倫報道時に使った「一線は越えていない」という言葉と結びつける書き込みも見られた。
なお、山尾氏の直後に会見した大島幹事長は「離党届を受け取った。今後は執行部が判断する」とし、判断の時期について「早ければ明日(8日)、常任幹事会が開かれるので、検討の結果、一定の結論が出ると考えられる」と述べた。