サッカー日本代表FW本田圭佑が、ツイッターで「代表不要論」について「ありがとう」のコメントを投稿した。続けて、ロシアW杯へ向けて「舞台は整ってる」と出場への意欲を示した。本田が自身への評価についてツイッターで触れるのは珍しい。
「『もう代表に必要ない』とか他にも厳しい声をありがとう」
本田は2017年9月7日、所属クラブのメキシコ・パチューカ到着を報告し、日本代表についても言及した。
「サッカーファンの皆さん、メディアの皆さん、『もう代表に必要ない』とか他にも厳しい声をありがとうございます」
ロシアW杯は2018年6月に開幕する。本田は「年明けてからの半年間が何よりも重要なのは何度も言ってる」と本戦への準備に触れ、
「良い感じで舞台は整ってると思ってます。ありがとう」
として、W杯出場への意欲とも取れるコメントを残した。
日本時間6日のW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦で本田は先発出場しながらチグハグな動きで精彩を欠き、前半終了とともにベンチへ退いた。試合後には各メディア、サッカー関係者から代表不要論が相次いだ。
「自分の引き際を見極めるのも大事」
本田はロシア大会を「最後のW杯」と位置付ける発言もしていた。有終の美を飾りたいところだが、若手の台頭でレギュラー争いから出遅れているほか上記のように代表落選すら現実味を帯び始めている。ツイッターでサッカーに関する発言はしてきたものの、自身への批判についてこれほど直接的に言及するのは珍しい。
本田はこれまでメディアなどで「ケガはチャンス」などの発言をし、逆境をポジティブに捉えて挑戦を続けてきた。今回のサウジ戦後の批判も、ツイートを読む限り本田にとっては「好材料」なのかもしれないが、状況が状況だけに「焦り」も見える。リプライ(返信)には「心から応援しています」「まだまだ本田圭佑は日本代表に必要です!」といったエールが多く寄せられたが、
「自分の引き際を見極めるのも大事」
「いや、本当に代表をやめてほしい 将来のサッカー日本代表の事を考えてほしい」
との声も一部に出ている。