ローソンチケット(以下、ローチケ)で購入したミュージカルのチケットが、取り消し手続きをしていないにも関わらず「キャンセル扱い」になったとの主張がツイッターに寄せられていた問題が、まさかの結末を迎えた。
ローチケを運営するローソンHMVエンタテイメント(東京・品川区)が2017年9月6日、問題のツイートを投稿したユーザーと連絡を取り状況を確認したところ、投稿の内容が事実ではなかったことが確認できた、との文書を公式サイト上で発表したのだ。
当初はローチケ批判が相次いだが
今回の騒動の発端は、あるツイッターユーザーが9月2日に寄せた投稿にあった。購入したミュージカル「刀剣乱舞」のチケットが、自身が取り消し手続きを取っていないにも関わらず、ローチケ側から「チケットをキャンセルされた」などと訴えたのだ。
この投稿はネット上で注目を集め、ローチケ側の対応を非難する書き込みが相次ぐ騒ぎになった。だが、ローチケ側が9月4日、今回の騒動について調査したが「事実の確認はできなかった」との文書を発表したことで、事態は急展開を見せた。
5日のJ-CASTニュースの取材に、ローソンHMVの担当者は「チケット入金の事実自体がなかった」と断言。投稿者はローチケ側の担当者と何度も連絡を取ったとしていたが、ローチケ側が「問い合わせすらなかった」としていた。
このように、ローチケ側と投稿者の主張が大きく食い違う状況となったことで、ネット上では騒動の進展および「トラブルの真偽」に注目が集まっていた。
その後、9月6日になって事態はさらに進展。ローチケ側が、問題のツイートの投稿者と5日にコンタクトがとれたとして、
「状況の確認を行ないましたところ、入金はされておらず、従いまして『入金後のキャンセル』及び『当社からのメール配信』という事実は無かったことが確認されました」
と発表したのだ。続けて、「弊社のシステム/サービスに問題がないことを確認いたしましたので、引き続き、安心してご利用いただけますようお願い申し上げます」としている。