ローチケ側「チケット入金の事実自体がなかった」
だがその後、事態は急展開を見せた。ローチケを運営するローソンHMVエンタテイメント(東京・品川区)が9月4日、「ミュージカル『刀剣乱舞』に関するツイートについて」と題した文書を公式サイト上に掲載したのだ。
この文書では、「チケットがキャンセルされた」と訴える投稿者のツイート内容を調査したところ、
「事実の確認はできなかった」
と断言している。
いったい、ローソンHMVは何をどのように調査したのか。同社の広報担当者は9月5日のJ-CASTニュースの取材に対し、その詳細を次のように説明した。
まず同社は、投稿者が公開した領収書の写真などの情報から、投稿者がチケット代金を支払ったと主張する店舗を特定。あわせてレジ番号も特定し、取引のデータを確認したが、
「チケット入金の事実自体がなかった」
という。さらに、投稿者がアップしたものと同じ内容の領収書が「発行された事実もなかった」というのだ。
では、投稿者が公開した領収書の写真は何だったのか。広報担当者に尋ねると、今回の調査範囲ではなかったとして、「こちらでは把握していない」と答えるのみだった。