ある日突然、過去のメールがすべて消えてしまった。しかも直前には、奇妙な文面のメールが届いており――そんな体験談が、ツイッターで話題となっている。
「真菜」さんのGmailアカウントに、一通のメールが届いたのは、2017年9月2日の昼ごろだったという。
送信者は「自分」を騙る何者か
「メールがぜーんぶ消えたわ ああ、さっぱりした」
ただそれだけ書かれた、ごく短いメールである。差出人の欄にあった名は、「自分」だ。直前まで昼寝していたという真菜さんには、当然そんなメールを書いた覚えはない。
不審に思ってGmailを開くと、さらに驚くことが。なんと、これまで受信・送信したメールの大部分が、すっかり消えてなくなっていたのである。
「すごく怖いのですが何か分かる方いらっしゃいませんか?」
翌3日、真菜さんがこうツイートしたところ、投稿はたちまち2万件近くリツイート、多くの反響が寄せられた。
「正直言って今年の夏に聞いたどの怪談よりも怖い」
「『ああ、さっぱりした』の一言が怖すぎて寝れんくなった」
「なにが起こったのだろう......」
不正な連携アプリや、乗っ取りなどの可能性を指摘し、アドバイスを送る人も続々と現れる。第三者などが、他のパソコンやスマートフォンからログインした場合は、Google側に履歴が残るため、こちらをチェックするよう勧める人もあり、真菜さんも確認するが、「接続された端末の中で不審なものは見つかりませんでした」。また同じような文面が届いた、という人も現れない。