宝くじで830億円当たったとしても、私は「全額寄付」したい――。女子高生タレントの瀬間彩海(せま・あやみ)さん(15)がテレビ番組で語った持論が、インターネット上で賛否を呼んでいる。
瀬間さんは2017年9月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。番組では、米国の女性が宝くじで800億円超の大金を手にしたというニュースを取り上げ、出演者らが「もしも宝くじに当たったら...」というテーマでトークを展開した。
「当たったら寄付したい。全額でもいい」
番組が取り上げたのは、米マサチューセッツ州の医療機関に勤める53歳の女性が8月23日(現地時間)、「パワーボール」という宝くじで約7億5870万ドル(約830億円)の大当たりを出したというニュースだ。
複数の米メディアの報道によれば、今回の当選金額は1人に対する賞金額としては米国史上最高。女性は当選後、32年間勤めた職場に「もう戻らない」と伝えたという。
一夜にして億万長者となったこの女性の話題を受け、9月3日の「ワイドナショー」では、番組司会の佐々木恭子アナウンサー(44)が、「どうします?こんな大金が働かずして入ったら?」と出演陣に話題を振った。
タレントの宮澤エマさん(28)は、「私は(当選後も)働きます」と断言。「(宝くじで当たった)お金があるから、もっと自由に働けるのかなって。本当にやりたいことを」と続けた。
また、お笑いコンビ「ダウンダウン」の松本人志さん(53)は、働いて何億もの大金を稼いだ人は「人脈というか人の付き合いがあるから、やっぱり(仕事は)やめられないですよ」と指摘。その上で、
「でも、(宝くじのように)関係のないところから大金が転がりこんできたら、仕事が辞められるんですよね」
と高額当選での退職を前向きに捉えるようなコメントを漏らしていた。
そんな話題の中で、出演者一同が驚きの声を上げたのが、番組に「ワイドナ高校生」として出演していた瀬間さんの意見だ。「もし宝くじに当選したらどうします?」という質問に対し、
「当たったら寄付したいですね。全額でもいいと思います」
と、さも当然と言わんばかりの冷静なトーンで答えたのだ。