東京都中央区内の築地市場で働くオヤジたちの姿を収めた写真集が発売され、ツイッター上などで女性らから熱視線が注がれている。
「こっこれは...!!いい...!」。築地にちなんだコミックも出している漫画家のおざわゆきさんは2017年9月3日、写真集の表紙写真などをツイッターにアップして、こうつぶやいた。
俳優の岩城洸一さんに似ている人も?
表紙には、市場の電動運搬車ターレーの座席に仁王立ちした白髪オヤジの写真が大きく載っている。筋骨隆々としているが、赤黒い顔に深い皺が刻まれ、いぶし銀のような魅力を放っているようだ。
この写真集「築地魚河岸(うおがし)ブルース」は、写真家の沼田学さん(44)が16年5月から築地に通い詰めて写したオヤジたちの写真が収められている。東京キララ社から17年9月1日に発売され、価格は税込2160円だ。発行部数は、2500部。
魚ではなくオヤジたちばかり写っているが、おざわゆきさんは、その出来を「素晴らしい.........!!!」と絶賛した。すると、2万件以上もリツイートされる反響を呼び、女性らからは熱いエールが送られている。
「どの方も、めっちゃカッコイイですね!!」
「ヤバイな。 ときめいた」
「欲しい...!」
オヤジの中には、俳優の岩城洸一さん(66)に似ている人もいるといった声も上がった。
表紙のオヤジは、ライブサイトに6日出演
東京キララ社の中村保夫社長は9月4日、J-CASTニュースの取材に対し、写真集の手応えについてこう話した。
「週刊文春のグラビアでも取り上げられ、かなり話題になっていましたが、ツイートの凄い反響ぶりには驚いています」
沼田学さんがクラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」で築地での写真展と大判写真集出版の資金を募ったところ、この反響で120万円の目標額を突破した。
2日前には、築地市場内の書店で沼田さんのサイン会を行い、40冊ほどが売れたという。4日夕も東京・八重洲ブックセンターで沼田さんのトークショーが行われるほか、6日夜には、ライブストリーミングサイト「DOMMUNE」で表紙写真の「築地のマキさん」が出演する予定だ。
マキさんは、アマチュアバンドのボーカルもしており、NHKラジオで曲を披露したこともあるそうだ。6日の出演では、マキさんのバンド演奏をバックにマキさんが築地で働く風景を映したビデオも上演される予定になっている。