検索結果でうつ病を自己診断できる 米グーグル、モバイル検索にチェックシートを実装

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   米グーグルは2017年8月22日、スマホなどからのモバイル検索で「うつ病」と検索した際、臨床現場でうつ病の診断目安として用いられている自己回答式のチェックシート「PHQ-9」を検索結果に表示する機能を実装したと発表した。

  • スマホでうつ病を自己診断(画像はグーグルによるPHQ-9表示イメージ)
    スマホでうつ病を自己診断(画像はグーグルによるPHQ-9表示イメージ)
  • スマホでうつ病を自己診断(画像はグーグルによるPHQ-9表示イメージ)

関連情報も結果に表示

   「PHQ-9」はさまざまな精神疾患の評価方法として利用されている「Patient Health Questionnaire(PHQ)」から、うつ病に関する質問9項目を抽出し、うつ病の評価に特化して作成された評価シート。

   グーグルによると、米国では5人に1人がうつ病に苦しんでおり、同社の検索エンジンでもうつ病に関する検索回数が非常に多いものの、半数以上の人は有効な治療を受けていない現状があるという。

   そこで同社は精神疾患研究や啓蒙活動をおこなっている米国の非営利団体「National Alliance on Mental Illness(NAMI)」と協力し、検索結果にPHQ-9を表示させる取り組みを始めた。

   検索結果にはこのほかにもうつ病に関する一般的な情報やおおよその症状、受診可能な治療法なども表示され、利用者が自分のうつ症状の状態を把握するのに役立つ情報が表示される。PHQ-9の結果も表示され、受診時に医師に伝えることもできるという。

   サービスが利用できるのは米国版グーグル検索のみとなっている。

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