食生活の改善で血管年齢は実年齢まで戻せる
鈴木さんの偏った食生活は、血管の硬さを表す「血管年齢」に大きく響いていた。41歳の鈴木さんだが、血管年齢は80歳。本人も思わず「えーっ」と大絶叫だ。
岡部医師「鈴木さんは中性脂肪が高いために動脈硬化が急速に進行していると考えられます」
これほど「高齢」の血管だと、本来は柔らかいはずがカチカチの「ガラス管」のようになっている恐れがある。すると、ひび割れたり詰まったりする可能性が高まる。これが脳で起こると脳卒中に、心臓だったら心筋梗塞に、というわけだ。
ただし、今から中性脂肪を減らす努力を続けていけば事態は打開できる。まずは「パスタ大盛り」をやめること。合わせて食事の際は早食いを避け、20分ほどかけてゆっくり食べると満腹感が出る。魚や野菜を取り入れるなどバランスを考えた食事も大切だ。
食生活の改善で、血管年齢は「実年齢まで戻る」と岡部医師は話した。