「1日1回」食べた人は糖尿病発症率が18%低かった
白澤氏によると、ヨーグルトの乳酸菌が免疫力をアップしてくれる点がポイントだ。高齢になると、腸内環境を整えるのが重要になる。腸の中の善玉菌が多いと、がんになりにくい。また免疫力を上げておくことで、インフルエンザなどの病気にもかかりにくいと研究から分かってきた。
米ハーバード大学の研究では、成人男女19万人を約30年間追跡調査してヨーグルトを食べる人と食べない人を比較した。その結果、ヨーグルトを1日1回食べた人は、糖尿病の発症率が食べない人よりも18%低かった。
白澤氏は、バナナと一緒に食べるのを勧める。バナナに入っているオリゴ糖が腸内細菌を分解して、善玉菌が増えるという。また食物繊維も多く、これが善玉菌の「エサ」になるのでやはり好ましい。