「アニメ聖地88」にあの名作がない! 選定基準に疑問の声、実施協会に質問すると...

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   アニメツーリズム協会(東京都千代田区)が、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」を発表した。インターネット投票の結果を基に、制作会社など関係者らと協議した上で選定したものだ。

   ネット上では、自身の好きな作品が入って喜ぶ声に交じって、「アノ名作が入っていないのは、ありえない」といった趣旨の疑問の声も上がっている。どのような基準で選定を行ったのか。J-CASTニュース編集部が同協会に聞いた。

  • 日本のアニメ聖地88の発表が行われた(画像はアニメツーリズム協会の公式ホームページより)
    日本のアニメ聖地88の発表が行われた(画像はアニメツーリズム協会の公式ホームページより)
  • 日本のアニメ聖地88の発表が行われた(画像はアニメツーリズム協会の公式ホームページより)

投票数は、延べ約5万票

   「聖地88」の発表があったのは2017年8月26日。ネットで16年7月から17年6月末にかけて行われた「アニメ聖地投票」の結果を基に、関係者らとの協議の末に選定した。投票数は、延べ約5万票。

   今後は訪日観光客向けに情報提供をしたり、記念のスタンプや作品に関する展示物を設置した「アニメ聖地スポット」を作ったりして、観光促進をする狙いがある。

   「アニメ聖地」は、作品、施設、イベントの3つのカテゴリに分けられる。「88」という数字は、「作品」カテゴリのみの聖地の数で、「イベント」「施設」を含めると110の土地がリストアップされている。

   「作品」カテゴリでは、「一休さん」(京都府京田辺市)=1975~82年放送=といった歴史あるものや、「ラブライブ!」(東京都千代田区)=第1期、2013年放送=、「君の名は。」(東京都新宿区)=2016年公開映画=など比較的最近のものの名前が挙がっている。

   また、「施設」にはサンリオピューロランド(東京都多摩市)など、「イベント」には、コスプレ世界一を決める世界コスプレサミット(愛知県名古屋市)などが選ばれている。

   ツイッター上ではこの発表を受けて、「大町市木崎湖『おねがい☆ティーチャー』は嬉しいですねえ」と、選定されたことを喜ぶ声もあったが、

「『聖地巡礼』の代表格でもある『咲-Saki-』が入っていないのはありえない」
「アニメ聖地88ヶ所、確かに角川関係が多い」
「アニメじゃない聖地やミュージアム系のスポットが入ってたり、今ひとつ選定基準が不明」

などと、不満や疑問の声も上がっている。

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