ファミマ・ドンキ連合の死角 「客層の違い」克服できるか

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衣替えするだけでは...

   まずはユニー店舗にドンキを入居させるところから手をつける。2018年中に6店舗を展開する計画。閉鎖予定のユニー店舗跡をドンキブランドへ転換する。ユニファミマの高柳浩二社長は記者会見で「総合スーパーとして再生することの難しさを感じた。時間をかけているとスーパー事業の立て直しが難しくなると思った」と資本提携決断の理由を説明した。

   ドンキ内にはファミマの出店を進める。商品の共同開発・仕入れ・販促を進めるほか、物流機能の合理化、人事交流、電子マネー・ポイントカードなどの共通化の検討など、幅広く協業する。ドンキHDの大原孝治社長は記者会見で「一大グループを形成し、新しい流通を作っていくという大義で手を結んだ。業績改善に生かせるノウハウはどんどん使ってもらう」と強調した。

   課題は、あるとすれば「客層の違い」をどう克服するか。ドンキは若者中心だが、ユニーのGMSは高齢者から支持されている。ユニーの不振店をドンキに衣替えするだけで収益が改善するとは限らず、街中のコンビニがドンキ店内に入ってどこまで相乗効果を生めるかも未知数。両者の力量が試されそうだ。

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