実効性のある政策を
キッズウイークへの期待はそれほど高くないうえ、導入されたとしても実際に取得できるかについては不透明な状況であることがわかる。2月に始まったばかりのプレミアムフライデーも初回こそにぎわったものの、その後は低調な状況が続いている。その理由として「会社が一番忙しい月末の金曜日に早く帰れるわけがない」「取引先が休まないのに、自分たちだけ休むわけにいかない」などの声が多く上がっている。たとえ政府が音頭を取っても、実際の環境が整っていない中で簡単に休暇取得などできないといった事情はにわかに変わらず、キッズウイークでも同じような状況に陥る可能性は少なくない。
あるエコノミストは「政府は単にイベントを呼び掛けるだけでなく、実際の環境に照らした実効性のある政策を考えた方がいい。プレミアムフライデーも検証し直すべきだ」と訴えている。