自殺防止の呼びかけも大きな影響を持つ
CNNの取材に対し、「National Suicide Prevention Lifeline」の責任者であるジョン・ドレイパー氏は「影響は我々も驚くほどだ」とコメント。その上で、自殺防止のためにミュージシャンや俳優など影響力を持つ人々がポジティブなメッセージを送ることには意味があると指摘している。
「悲劇的な出来事、例えば(今年5月に自殺した)クリス・コーネルや(7月に自殺したリンキンパークのボーカル)チェスター・ベニントンの自殺、あるいは10代の若者の自殺をテーマにしたドラマなどが若者の自殺に大きく影響しているのは確かですが、一方で自殺防止の呼びかけも同じくらい大きな力を持つはずです」
日本では政府提供の自殺防止ホットラインはないが、「日本いのちの電話連盟」が47都道府県で「いのちの電話」を提供しているほか、厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」、などいくつかの相談窓口が存在している。