海上保安庁は2017年8月31日、日本の排他的経済水域(EEZ)内の大和堆周辺海域で違法に操業する北朝鮮籍の漁船に対する取り締まり状況を公表した。17年7月下旬から延べ820隻に対して警告し、海域外へ排除した。
大和堆は男鹿半島から西に400キロメートルほどにあり、水深が浅く、好漁場となっている。海保は、北朝鮮漁船の違法操業が確認されていた同海域に複数の巡視船を派遣し、水産庁と連携して取り締まりを実施。音声や汽笛などによる警告を行い、それに従わない場合は船に対して放水を行った。
取り締まりを強化した結果、8月中旬以降、大和堆周辺海域では北朝鮮漁船は殆ど確認されていないという。9月以降も水産庁と連携し、適切に対応していく考え。