「学校に行きたくない人たちへ」 9月1日前に、大人たちからのメッセージ続々

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NHKもハッシュタグ連動番組を放送

   上野動物園のみならず、9月1日がやってくるのを前に、各所から子どもたちへのエールを発信する動きが相次いでいる。

   たとえば、NHKだ。31日夜は、ネット番組として「#8月31日の夜に。」と題した番組、ネットの連動キャンペーンを実施する。タレントの中川翔子さんらをMCに、ハッシュタグで寄せられた子どもたちの声を紹介するネット番組を放映するほか、同時間帯のEテレ「ハートネットTV」でも「生きるためのテレビ」と題して、こうした悩みに応える放送を行うという。また、NHKニュースのサイト上にも、「学校に行きたくないあなたへ」と題した特設ページを設け、教育評論家の尾木直樹(尾木ママ)さんらからの寄稿を掲載している。

   全国不登校新聞社など5つのNPO団体は8月25日、「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」と題した共同メッセージを発表、「チャイルドライン」や「フリースクール」など、子どもたちの「味方」になってくれる窓口を紹介している。

   有名人からもエールが。歌手のハナエさんはツイッターで31日昼、このように投稿した。

「あと少しで学校がはじまるね。 何度も言う。学校なんてつらい思いしてまで行くような所じゃない。 立ち向かわなくていい。逃げればいい。君を苦しませる学校なんてクソだから。 美しいものは在るよ。今は見えなくても信じていて。それを感じられるように、どうか心を殺しきってしまわないで」

   このほかユニークなところでは、裁判ウォッチャーとして知られるお笑い芸人の阿曽山大噴火さんが、上野動物園のツイートと、自らの「得意分野」に引っ掛けてこんなつぶやきを。

「今日と明日は10代の自殺が多い日か。上野動物園は都内の中学生以下タダだし、全国の図書館も当然タダ。ついでに言えば裁判所の傍聴もタダなので、学校に行きたくないなら近所の裁判所も選択肢の1つに入れてみては。世の中にはいろんな生き方があるんだと実感するはず。視野を広げるのが大事」
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