トヨタ自動車は、2017年8月30日、トヨタファイナンシャルサービスとあいおいニッセイ同和損害保険とともに、東南アジアで配車サービス事業を行うグラブと協業すると発表した。トヨタはグラブの保有するレンタカー100台に通信型ドライブレコーダーを搭載して得たデータを利用し、保険や保守に関するサービス提供を強化する狙いがある。同日、豊田通商もグラブに出資したと発表している。
グラブは12年6月に設立されたシンガポールの大手企業。個人間のライドシェア、ドライバー向けのレンタカーサービスやタクシーの配車サービスを手掛けている。タイ、フィリピン、インドネシアなど、東南アジア7か国87都市でサービスを展開し、登録ドライバー数は120万人を超える。