在籍していた歯科大学からの「退学騒動」で注目を集めたモデルの入澤優さん(24)が2017年8月29日、医学部再受験に向けて受けたというセンター模試の自己採点結果をツイッターで明かした。
「医学部は研究ではなく、有名になるために行きます」「そのためならどんな勉強だっていとわない」。過去のインタビュー記事でこう力強く宣言していた入澤さんだが、はたして、模試の結果はどうだったのだろうか――。
600点満点中304点
現役女子大生モデルとしてバラエティー番組でも活躍していた入澤さんは17年5月、突如、在籍していた日本歯科大学を退学したとツイッターで報告した。
このとき、本人は大学を自主的に「中退」したと主張していた。だが、インターネット上では、入澤さんが退学処分になったと伝える「懲戒通知」が大学の掲示板に張り出されていたとして、その写真を撮影して投稿するユーザーが登場。この情報が拡散されたため、ネット上には、
「退学処分っていう現実受け止めろよ。逃げんな」
「中退したんじゃなくて大学から退学処分食らったんでしょ」
などと入澤さんを批判する書き込みが相次ぎ、「炎上」する騒動となった。
この騒動を受けて入澤さんは「歯科大やめた件でみなさんお騒がせしました」と謝罪。今後については、「これからは所属事務所の元、芸能活動をやりながら医学部再受験します」としていた。
こうした騒動から約3か月後、入澤さんは8月28日に更新したツイッターで、予備校が実施しているセンター試験の模試を受験したことを報告。翌29日には、自己採点の結果が次のようになったと明かした。
英語 ... 141/200
数学Ⅰ・A ... 31/100
数学Ⅱ・B ... 32/100
化学 ...46/100
生物 ... 54/100
5科目を受験し、獲得できた点数は600点満点中304点。この結果について入澤さん本人は「爆死しました」と一言。その上で、自身の受験勉強をサポートしているという東大在学中の男性の指導法について、
「成績が悪かったのはあの東大生の教え方が悪かったからです」
と文句をつけていた。
予備校関係者「正直かなり厳しい」
そもそも、なぜ入澤さんは医学部に入学したいのか。本人はその理由を、ウェブメディア「モデルプレス」のインタビュー記事(5月10日配信)の中で明かしている。
記事の中で、入澤さんは「医学部は研究ではなく、有名になるために行きます」と断言。その上で、
「名刺が欲しくて大企業に入る人がいるように、聖マリアンナ医科大学に行ってる入澤優という肩書がほしいから、医学部に行きたいんです。そのためならどんな勉強だっていとわないです」
と語っている。
そんな入澤さんが明かした模試の結果について、ツイッターやネット掲示板では「真面目に勉強しているとは思えない」「このレベルから医学部とか無理ゲー」などと呆れる声が相次いでいる。
実際、医学部受験に詳しい都内の予備校関係者は8月30日のJ-CASTニュースの取材に対し、「一つの模試の結果だけでは断言はできませんが」と前置きした上で、
「受験科目から見て、私大の医学部を目指しているようですが、正直かなり厳しいですね。ワンチャンあるかないか、といったところでしょう。これから相当努力する必要があります」
と話す。
この関係者によれば、私大医学部の合格にはセンター試験で8~9割程度の得点が求められるという。そのため、今回の入澤さんの結果については「予備校によっては、医学部受験を諦めさせ、歯学部や薬学部を受けるように勧めるところもあると思います」としていた。