放送作家の鈴木おさむさん(45)が作・演出を手掛ける舞台「三途会~私の人生は罪ですか?~」の制作発表会見が2017年8月30日に都内で行われ、主演を務めるお笑い芸人の今田耕司さん(51)とタレントのベッキーさん(33)が登壇した。
会見では、舞台の副題になぞらえて、これまでの人生における「罪」について追及される場面もあった。
「不倫は罪」の風潮に意見求められ...
記者から「これまでの人生の中で罪だと思われることは?」と問われたベッキーさんは、
「街で気づかれたときに、普通に『あ、どうもベッキーです』って握手して、思ったよりテンション低くないっすか?って言われるんですけど、皆さんの中でハイテンションなイメージなんだなっていう。本当はネガティブでローテンションなんだけどな、すみませんって思いました」
と、「優等生」なコメントで返した。
また、「死ぬ時にもしも1つだけ持っていくとしたら?」という質問に対しても、
「本当にすみません、ありきたりですけど、思い出だけでいいです」
と再度「優等生」な回答を披露する。しかし、会場の雰囲気を察したのだろうか、
「あっ、ちょっとまずかったですか?真面目ぶった感じでごめんなさい」
と謝ると、今田さんからすかさず、
「良い思い出も、悪い思い出もですよね?」
と不倫騒動を連想させるツッコミが入った。ベッキーさんはこれを肯定し、「全部ね。ひっくるめて人生です」と過去を背負っていく覚悟をみせた。
さらに、「不倫は罪」という昨今の風潮について意見を求められたベッキーさんは、「私は本当に言える立場じゃない」と自粛するが、今田さんに「ベッキーだから言えるってことあると思う」と促されると、
「すみませんでした、の一言です」
となぜか謝罪。会場は大きな笑いに包まれた。
「違うでしょ、代表者じゃないんだから、あなたが謝る必要ないんですよ」
と今田さんがフォローするも、「この流れの初期」であると自虐的に語った。
不倫騒動後の「希望」
物語の舞台となるのは、三途の川の手前で開かれる会議「三途会」。死ぬ一歩手前で、人生で様々な罪を抱えた人たちが話し合いを行う――という内容だ。今田さんと鈴木さんによる舞台は今回が第6弾で、ベッキーさんは14年ぶりの舞台出演となる。
今田さんとベッキーさんはこれまでバラエティ番組での共演は数多くあるものの、舞台での共演は今回が初めて。不倫騒動後にオファーを受けたというベッキーさんは、
「このお話を頂いた時はお仕事がまだまだ少ない時だったので、本当に嬉しくて。この先どうなるか分からないけど、1年後にこの舞台があるんだって思いながら、私にとっての希望だった」
と明かし、「覚悟を持って全身全霊で臨みたい」と意気込みを述べた。今田さんも「ベッキーの覚悟に負けないように頑張らないと」と気を引き締めた。
公演は11月22日から26日まで、東京グローブ座で行われる。