キッコーマンが乳酸発酵豆乳を開発 便秘改善、ビフィズス菌も3割増に

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   キッコーマングループは2017年8月29日、豆乳を乳酸菌で発酵させた新しい飲料(乳酸発酵豆乳飲料)を開発、便秘に悩む人への試験で整腸効果を確認したと発表した。

   この研究成果は同年8月28日~30日に神奈川県藤沢市で開かれる日本食品科学工学会大会で報告される。

  • 豆乳を乳酸菌で発酵すると…(写真はイメージです)
    豆乳を乳酸菌で発酵すると…(写真はイメージです)
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豆乳を2種類の乳酸菌で発酵させ、加熱殺菌

   キッコーマンの発表資料によると、豆乳を2種類の乳酸菌で発酵させ、加熱殺菌した乳酸発酵豆乳飲料を作り、普段から便秘に悩む20~50歳の男女24人に毎日200ミリリットルを2週間続けて飲んでもらった。便通への影響は、排便日誌とアンケート調査などで評価した。また、実験開始前と終了後に大便を採取し、腸内細菌の状態を調べた。

   その結果、便通では排便量が実験開始前に比べ19%増、排便回数が11%増、排便があった日数が16%増だった。腸内細菌の善玉菌であるビフィズス菌が全体に占める割合が27%増えていた。

   また、同時に行なった食生活調査では、実験期間中に摂取した栄養量はほとんど変わらなかったため、便通や腸内細菌の改善効果は乳酸発酵豆乳飲料によるものと考えられるという。

   キッコーマングループは、今回実験した乳酸発酵豆乳飲料を新商品の開発・販売に生かしていく。

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