「一口目にみそ汁」実は危険!? 40歳から気を付けたい「誤嚥性肺炎」

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カラオケが予防につながる

   食事の際に気を付けたいのが「最初の一口目」だ。

   みそ汁などの汁物から始める人は多いだろうが、実は危険。最初の一口目は喉の筋肉が飲み込むのに慣れていないため、喉頭蓋が閉まるタイミングが遅れがちだが、液体は早く流れ込んでしまうので、喉頭蓋が閉まる前に気道に入ってしまうおそれがある。

   めん類も危ない。めんをすする時は息を吸っている時と同じ状態で、常に喉頭蓋が開いているため、誤嚥しやすい。

   一口目に食べるのは、納豆、とろろ、生卵、あんかけなど、ネバネバ、トロトロしたものが安全だ。

   しゃべっている時は喉頭蓋が開いているので、会話しながらの食事も避けよう。

   むせてしまった時は、上半身を気管が水平になるくらい十分に倒してせきをすると、気道に入った食べ物が出てきやすい。水を飲むと、より気道に入りやすくなってしまう。

   喉の筋肉は40歳くらいから衰え始める。鍛えるのに有効なのは「カラオケ」だ。

   特にキーの高い曲を歌うと、喉がより引き締まって鍛えられる。

   カラオケは苦手、行く機会がないといった人は、「嚥下(えんげ)おでこ体操」をするとよい。

   手のひらの下半分をおでこに当て、へそをのぞきこむように頭を下げる。手のひらは頭を押し上げるように力を入れ、頭と手のひらが押し合っている状態を5秒間キープする。1日5~10回行おう。

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