東京・高田馬場のゲームセンター「ミカド」で、ゲームファン同士の結婚式が開かれた。店の公式SNSが式の模様を写真付きで紹介したことで、インターネット上で大きな話題を集めている。
店側が公開した写真に映っているのは、タキシードとウェディングドレス姿の新郎新婦が対戦格闘ゲームの筐体に座る姿だ。いったい、どんな式だったのか。J-CASTニュースが、店の担当者に聞くと...。
「ゲーム好きカップルにはたまらん」
最新のゲーム筐体だけでなく、1980年代に流行した「レトロ」な筐体も数多く取り揃える「ミカド」。全国各地からゲーマーが集まる人気店で、一部のファンの間では「聖地」とも評されるほどだ。
そんな「ミカド」で結婚式が開かれたのは2017年8月24日のこと。もともと同店の客だったという新郎新婦の2人が、店を半日貸し切って式を挙げたというのだ。
店の公式ツイッターとフェイスブックに掲載された写真には、ゲームの筐体が何台もズラっと並ぶ店内の一角に、赤絨毯の「バージンロード」を敷いた光景が写っている。花やキャンドルの飾りも添えられ、普段の店内とは雰囲気が一変した印象だ。
さらに店のSNSでは、新郎新婦が式の途中で人気格闘ゲーム「鉄拳」で対戦したことを写真で報告。投稿では、
「お二人の希望により、初めての夫婦喧嘩は『鉄拳6BR』で行われました 末長くお幸せに!」
とコメント。なお、真剣な表情でゲームをプレーする二人は黒いタキシードと白のウェディングドレス姿で、新婦の手元にはウェディングブーケも置かれている。
こうした「ゲーセン結婚式」の報告を受けて、ツイッターやネット掲示板では、
「やっぱりゲーセンて素晴らしい!」
「コレはゲーム好きカップルにはたまらん結婚式」
「素敵だなぁ。一列に並んだ筐体が来賓客みたい」
といった祝福の声が殺到。さらに、ゲームメーカー「セガ」の公式ツイッターアカウントも、「バージンロードを彩る弊社製品からも心よりお祝い申し上げます」とのコメントを送っていた。