舛添要一前東京都知事がカップ麺を食べる生活をテレビで披露したことに対し、音喜多駿都議(33)が「贅沢品!」とツイッター上で指摘し、「本当にコストをセーブできるのは米とパスタ」だと主張した。この発言がネット上で論議になっている。
舛添氏は、2017年8月17日放送のTBS系番組「有吉ジャポン」に出演し、政治資金問題で都知事を辞めてからの生活を告白した。
「コストをセーブできるのは米とパスタ」
その中で、月収は事務所からの11万円しかないと明かし、100円のカップ麺をすすって困窮ぶりをアピールした。
これに対し、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」都議団前幹事長の音喜多氏は、27日になって、舛添氏の主張に疑問を呈するツイートをした。「節約の実態を知らない人はすぐにカップ麺=貧乏生活と思い込みがち」だとしたうえで、こうつぶやいたのだ。
「本当にコストをセーブできるのは米とパスタです。カップ麺など贅沢品!相変わらずなのですな、この方は...」
舛添氏の主張ぶりついては、まったくダメを意味するとみられる「完全にダウト」と表現している。
音喜多氏は、その後のツイートで発言を補足し、次のようにも指摘した。
「ピザ窯でピザは焼いていても、生活のために自炊したことがないのだろうな。百歩譲っても、カップ麺より袋麺をまとめ買いした方がはるかに安い。家計を預かる主婦・主夫の皆さまに怒られますよ...」
「十分に貧困だ」「いや自炊の方が安い」
このツイートでは、自ら調理してラーメンなどを作った方が安いと説明しているらしい。
ところが、ツイッター上などでは、音喜多駿氏の発言に批判が集まっており、炎上状態になっている。
「貧しい人は料理する気力もコスパを考える知恵もなく、カップラーメンなどで間に合わせようとする傾向がある」
「あんたコンビニで買うカップ麺しか知らないんじゃないか? カップ麺など種類によっては70円。あとうどんなど55円で売ってるぞ」
「一個あたり百円前後の食べ物しか食べられない経済状態は、一般的に言って十分に貧困だ」
音喜多氏は、本当の貧困について知らないのではないかというのだ。
一方で、音喜多氏の主張に理解を示す声もあり、「たしかに自炊したほうが圧倒的に安い」「自炊してコスパを調整考えないと極貧とは言わんだろう」などと書き込まれていた。