「しじみ」と「簡単ドレッシング」で改善
管理栄養士で食生活アドバイザーの堀知佐子氏が、疲労臭改善につながるレシピを紹介した。
まずは肝機能の向上に、「しじみの炊き込みご飯」と「しじみと野菜のピリ辛炒め」だ。
しじみに豊富に含まれる「オルニチン」は、肝臓がアンモニアを尿素に変換する働きを促進する。そのままでもよいが、冷凍するとオルニチンが5~8倍にも増える。
しじみを水に一晩漬けて砂抜きし、水気を拭き取ったら密閉袋に入れる。しっかり空気を抜き、冷凍庫で1日ほど凍らせる。
「しじみの炊き込みご飯」は、コンブと水を入れた鍋に凍ったままのしじみを加え、あくを取りながら煮る。炊飯器にといだ米、しじみを煮ただし汁、殻から外したしじみの実、コンブを入れ、酒としょう油で味を整えてから千切りにしたショウガを加えて炊く。
炊き上がったら器に盛り、だしに使ったコンブを好みで刻んで乗せたら完成だ。
「しじみと野菜のピリ辛炒め」は、ゴマ油をフライパンに引き、しじみの臭み消しになるトーバンジャンを炒めてから、凍ったままのしじみ、さいの目に切ったパプリカ、ナス、トマトを加え、強火で一気に火を通す。
しじみの殻が開いたら酒としょう油、みじん切りにした長ネギとショウガを入れ、さっと混ぜ合わせたら出来上がり。
次に、腸内環境を整える「発酵ドレッシング」。
甘酒とヨーグルトとみそを、1:2:2の割合で混ぜ合わせるだけ。なめらかになったら完成だ。サラダにかけるほか、パスタのソースなどにも使える。
冷蔵庫で1週間ほどもつので、疲労臭が気になる人は常備するとよい。