韓国車は中国市場で生き残れるのか? 現代・起亜の販売急落の理由

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日欧米に再び奪われていくシェア

   韓国車にはもはやチャンスはなくなってしまったのか?最近の各種の分析報道には次のような観点が少なくない。中国自主ブランドの勃興が韓国車の市場シェアを横取りし、コストパフォーマンスを販売手段とする韓国車が中国で生存し続ける土壌はなくなり、中には、中国撤退は不可避、という分析すらある。現代起亜本部はアジア地区の他の市場配置を強化し、中国における落ちこみのリスクからなんとかして逃れようとしていることも、側面からこの種の判断を実証している、という報道もある。

   しかし、中国自主ブランドはそれほど強大化したのか?韓国車は中国で生存の土壌を失ってしまったのか?おそらくはそうではない、というのがその答えだ。

   現代起亜が短時間内に、アメリカ市場に参入し、ヨーロッパ市場に参入し、続いて中国市場で勃興したのは、まずその質が保障されたものであったからだ。中国に、現代起亜を上回る自主ブランドはいくつあるのだろうか?「中国の大手自動車メーカー吉利汽車は3~5年以内にフォルクスワーゲンの品質を上回る」という非常に楽観的な分析があるが、実際、それはかなりの自信過剰というものだろう。

   韓国車が空けた市場シェアはどこへ行ったのか?実は、その大部分はグレードアップして日本車、欧米車に行った。東風ホンダはこれまでの急速な発展の原因を以下のように総括した。韓国車の衰退が好機――数年前に日本車が壊滅的状況に陥った時のような好機―を与えてくれた。

   韓国車の生存空間が依然として存在するという予測が可能なのは、「ブランドの限界を突破することができれば、さらに発展する機会がある」という時だろう。もし韓国車の質と、中国自主ブランドのそれとの距離が再び開けば、再び成長のチャンスを獲得することもできるだろう。韓国車は確かにこの種の努力をしており、初めて部品調達をオープンにし、さらに多くの本土部品を採用して、コストパフォーマンスを向上させている。同時に、中国市場により多くの製品を売り出すこともしている。もちろん、未来を決定するのは次の世代の製品が成功するか否かである。

(在北京ジャーナリスト 陳言)

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