「価格は量販当時の平均5割増し」報道も
自動車メーカーがレストアサービスを行うのに当たり、問題となるのは純正部品とサービスの価格だろう。マツダもホンダもサービスを開始すると正式に発表したものの、純正部品などの価格についてはまだ公表していない。純正部品については、部品メーカーが金型から作り直すなどコストがかさむため、「価格は量販当時の平均5割増し」との一部報道もある。
プレミアムカーと言えるR32GT-Rのオーナーであれば、多少の出費も覚悟できるのかもしれないが、ライトウェイトスポーツのロードスターやビートのオーナーは、再生産の純正部品とはいえリーズナブルな価格を望む人も多そうだ。日本にメーカー主導のレストアビジネスが定着するか否かは、今後明らかになる部品やサービスの価格が鍵を握ることになりそうだ。