お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(47)が、歌手の松山千春さん(61)の「神対応」について、「千春さんらしい」と感心した。
2人は20年ほど前から親交があるといい、岡村さんは出会った当時のエピソードを披露した。
「お笑いなんて本当にもう無力」
岡村さんは2017年8月24日深夜放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、「かっこよくないですか、チハル・マツヤマ」と話を切り出した。松山さんといえば、遅延した飛行機内で自身の代表曲「大空と大地の中で」を歌い、乗客の苛立ちを緩和させた「神対応」が大きな話題となった。
岡村さんは「歌手の方、歌のパワー」をすごく感じたといい、「お笑いなんて本当にもう無力」と語った。
「みなさんイライラしてるからゆうて、ちょっとマイク貸してくださいゆうて、これ漫談でもやってみ?こんなもん『うるさいんじゃあ!』言われてしまいますけど。やっぱりね、松山千春が歌うってなったらみんなワァーって拍手が起きるというね。歌ってくださいって言うたここの航空会社の方もすごいですけどねえ」
と、松山さんや乗務員らの臨機応変な対応を称賛した。
そのうえで、お笑いでも笑福亭鶴瓶さんなら「1時間あったら最後ブワァーって拍手起きる」と考察したが、
「やっぱこの短い時間でね、バシッと拍手もらえるっていうのは、やっぱりみんなが知ってる人であり、やっぱり歌かなっていう風に思いましたよね」
と歌の力に恐れ入った。
どのお店でも「千春さんからいただいてます」
さらに続けて、「昔からね、松山千春さんかっこよかったんですよ」と明かす。岡村さんが20代のころ、自身がレギュラーのバラエティ番組「めちゃ×2モテたいッ!」(フジテレビ系、1995~1996年)にゲスト出演してもらうため、松山さんの地元である北海道を訪れた際のエピソードを披露した。
松山さんは「1回会ったら友達だからな」「ナイナイとはもう俺友達だぞ」と親交を結び、「どこでもメシ食えよ」と声を掛けたという。
「その夜行く店行く店、全部タダ。『千春さんからいただいてます』って。すごくないですか?どこ行くとか何にも言うてないんですよ」
と、飲食店からバー、「Jリーグキャバクラ」まで「全部タダ」だったことを明かした。
岡村さんは「それくらいカッコええ人なのよ」と松山さんの人となりに酔いしれ、今回の飛行機での「神対応」についても「千春さんらしいなって思いました」と結んだ。
なお、Jリーグキャバクラというのは岡村さんの説明によると、各チームのゲームシャツを着た女の子が席をまわり、時間になると「♪オーレオレオレオレー」の歌に合わせて小躍りをしてくれるお店のこと――だそうだ。