米人気ラッパーのジョーイ・バッドアスさんが、裸眼での日食観察を思わせる内容をSNSに投稿し、その翌日、「予期せぬ事態により」ツアーをキャンセルすることになったと発表した。
北米で現地時間の2017年8月21日、東海岸から西海岸にかけて広い地域で観測された皆既日食は、1918年以来99年ぶりの天体ショーとして注目を集めていた。それに伴って大規模な交通渋滞が予想されると同時に、安全な観察方法に関しても盛んに情報発信されていた。
最新インスタには保護用の眼鏡をかけた姿が
ジョーイ・バッドアスさんはニューヨーク出身のラッパーで、4月20日から全米ツアーを開始し、各地でコンサートを予定していた。
そのツアー中の8月21日、バッドアスさんは自身のツイッターに、
「メガネをかけずに日食を見るなんて、クレイジーかな?前に太陽を凝視した後は1日中色が見えていたけど、それでも死んでいない」
「俺たちの祖先はファンシーな眼鏡なんて持っていなかったし、全員が視力を失ったこともなかったはずだ」
と裸眼での日食観察をにおわせる投稿をしていた。
その後22日、「予見できなかった事態」により、直近の3公演をキャンセルすることになったとツイッターで報告。理由については明らかにしていないが、日食により目にダメージを負ったのではないか、と多くのファンが予測し、心配する声と軽率な行動への批判が相次いだ。
「シカゴで会うのを楽しみにしていたのに。目が良くなりますように祈っている。」
「予"見"できなかった、だって?」
「予見できなかった状況って...。太陽を見るなってみんな言っていただろう?」
「カナダでは唯一のショーだったのに、失望したよ。カナダのファンは非常に残念に思っている」
その後もSNSは更新され、自身の行動に関するニュースをリツイートするほか、23日には「2重になって見える」と投稿し、25日にはインスタグラムに大きな眼鏡をかけた写真を投稿、
「医者が言うには、日中はこれをつけなくてはならないようだ。ちょっと不快だけど、カッコいいだろ」
とコメントした。目にダメージを負ったことは明らかだ。