なんJ語、女子大生に人気? 語尾「ンゴ」流行に2ちゃんねる驚く

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実は、ネット用語と相性が良い若者言葉

   「○○ンゴ」は、2ちゃんねる発祥のネットスラングだ。2ちゃんねるの掲示板「なんでも実況J(なんJ)」で2008年、当時楽天に所属していたドミンゴ投手が、9回裏2点リードから登板するも、1アウトもとれずにサヨナラ弾を浴びたことから生まれた。主に、

「遅刻したンゴ」
「気力がないンゴ」

など、失態を犯した際や、思い通りにコトが進まない時に使用されることが多い。

   「なんJ」発のネットスラングは数多くあり、掲示板の名前にちなみ「なんJ語」ともいう。当のなんJ民たちはこの流行に、

「たまらなく辛い気持ちになってくるンゴねぇ...」
「ワイらは最先端のJD(※女子大生)だった?」

と、なんだか複雑なようだ。

   それではなぜ、10年近くも前に誕生した「ネット文化」が、いま、女子大生の間で流行っているのか。

   ニュースサイト「オリコン」が17年7月23日に配信した記事で、示唆に富む考察を紹介している。記事では、男性ファッション誌「men's egg(メンズエッグ)」の元編集者・井上キャバ男氏が、近年のギャル語(若者言葉)を以下のように分析。

「ネット掲示板が一般の高校生にも浸透し、2ちゃん用語への抵抗感も薄れている。だから、リズム感の良いものや、パロディ色の強いネットスラングがあるとすぐに浸透する。ネットで長年使われている言葉を若い子が見て、それが新しい言葉だと思って使いだすため、古い2ちゃん用語が一周回って、あらためてギャル語として復活するケースがある」

   なお、「マイナビ学生の窓口」が、大学生男女338人を対象にした調査(16年8月実施)では、「なんJ語をリアルで使われると正直引いてしまいますか?」との質問に、「はい」が201人(59.5%)、「いいえ」が137人(40.5%)だった。

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