デリケートゾーン脱毛で4人に1人ケガ 初の全米調査でアブナイ実態が浮き彫り

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脱毛をやりすぎる人は3~4倍多くケガをする

   ケガの原因をさらに詳しく調査すると、次のことがケガのリスクを高めていることがわかった。

   (1)男性の場合、体毛が濃い人はそうでない人に比べ、ケガをするリスクが14%高かった。また、毎日・毎週脱毛したり、トータルで11回以上脱毛したりする人は、そうでない人に比べ、約4倍もケガが多くなった。頻繁に脱毛する人はケガが多く、やりすぎは禁物なのだ。

   (2)女性でも毎日・毎週脱毛したり、トータルで11回以上脱毛したりする人は、そうでない人に比べ、約3倍ケガが多くなった。

   (3)重症のケガを分析すると、パートナーにやってもらったり、仰向けの姿勢で行なったりするケースが目立った。他人が行なうと加減がわからないことと、横たわるとよく見えないためと推測された。

   (4)(毛根からスッポリ抜き去る)ワックス脱毛は、カミソリに比べ、特にケガが多いことはなかった。しかし、重症な例や感染症の例が報告されており、さらなる研究が必要だ。

   今回の結果について、カルフォルニア大学のマシュー・トルースデイル教授は、こうコメントしている。

「ケガのほとんどは軽くすんでいますが、傷害率が約26%と高いのは問題です。より安全にケアを行う必要があります。われわれ医療従事者は傷害リスクの高い患者を特定し、傷害を防止するよう注意を促す責任があります。今回の研究は、安全な脱毛を行なうためのガイドラインの策定に貢献する可能性があります」
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