人気アイドルグループ「嵐」のメンバー、松本潤さんの聖地だとファンの間で話題になっている京都府城陽市の「松本神社」で、絵馬が2017年8月30日10時に発売される。
松本潤さんの誕生日が8月30日であることからこの日に発売となった。
チケット祈願にぴったりの文が
城陽市観光協会によると、松本神社は1222年から1224年の間に建立されたとされる。常駐の住職はおらず、近くにある賀茂神社(城陽市)の宮司が兼任している。
同神社が松本潤さんにちなんだ聖地となっている理由について観光協会は、
「全国で松本神社は長野県松本市と京都府城陽市で2か所あり、近畿圏内におられる松本潤君のファンの方が嵐のコンサートに行きたいが、なかなかチケットが当たらないということで、神にもすがる思いでそれぞれのメンバーの名前にちなんだ神社を巡ったというのが始まりと聞いております。関西や近畿圏では一番近い松本神社ということで聖地になったのではないでしょうか」
チケット祈願のために、4年前から松本神社にファンが来始めたという。近畿圏には二宮神社(兵庫県)、櫻井神社(大阪府、兵庫県)、大野神社(滋賀県)、相葉神社(福井県)と、嵐のメンバーの名前の神社がある。ファンがこれらの神社を巡る中で松本神社を発見し、聖地巡礼となったという。
今回の絵馬の発売は、城陽市の奥田敏晴市長の発案。「松本神社が嵐ファンの間で聖地になっている」というのを耳にし、観光振興につながるのではないか、と考えたという。
絵馬には、
「幸福はあなた と私の間にあ って今日に負 けて明日に勝 ち日々を祈り 嵐に尽くせば」
という文章が裏表に記されており、文の一文字目を左から読むと、「嵐ちけっと幸(さち)」と読める。「自分の幸せは自分だけでなく、みんなの中にある。嵐(ここでは災難)に遭っても身をこなせば幸せはやってくる」との願いが込められているという。