花咲徳栄、数字が語る初優勝の理由 超絶「10点打線」は計画通りだった

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   夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)で初優勝した花咲徳栄(埼玉)の強烈すぎる打撃力に注目が集まっている。

   甲子園は全6試合すべて9得点以上。2017年8月23日の決勝・広陵(広島)戦も14得点と爆発し、1試合平均は10得点を超えた。実は、予選の地方大会の得点数を見ても、甲子園出場49校中2番目の多さだった。

  • 夏の甲子園で花咲徳栄が初優勝を果たした(写真は試合当日のものではありません)
    夏の甲子園で花咲徳栄が初優勝を果たした(写真は試合当日のものではありません)
  • 夏の甲子園で花咲徳栄が初優勝を果たした(写真は試合当日のものではありません)

6試合すべて9得点以上

   決勝戦、花咲徳栄は初回から2点、3回にも2点、5回には打線が爆発し一挙6点、続く6回も4点を追加して突き放し、14-4と大差で初優勝を決めた。埼玉県勢としても初の甲子園優勝となった。

   花咲徳栄はこの試合に限らず今大会、全試合でその打撃力を発揮している。1回戦・開星(島根)戦は9-0、2回戦・日本航空石川(石川)戦は9-3、3回戦・前橋育英(群馬)戦は10-4、準々決勝・盛岡大付(岩手)戦は10-1、準決勝・東海大菅生(西東京)戦は9-6と、いずれも9得点以上をあげて勝利してきた。決勝を含めた全6試合で計61点、1試合平均では10.2点(小数点2位で四捨五入。以下同)と2桁に達した。

   昨夏の覇者・作新学院の5.8点を大きく上回るのはもちろん、「打高投低」だった今大会上位陣の中でも、花咲徳栄は頭一つ抜けていた。ベスト8のチームで1試合平均の得点数を比較すると、東海大菅生8.8点(4試合35点)、明豊(大分)8.3点(3試合25点)、広陵8.0点(6試合48点)、天理(奈良)7.5点(4試合30点)、盛岡大付5.8点(4試合23点)、仙台育英(宮城)5.5点(4試合22点)、三本松(香川)5.0点(3試合15点)だった。

予選69得点は大阪桐蔭に次ぐ49校中2位

   埼玉県大会でも安定して高い得点力を見せていた。計69得点(7試合)は甲子園出場49校中、優勝候補の筆頭格と目されていた大阪桐蔭の77点(8試合)に次いで多かった。8月2日発売の「週刊朝日増刊 甲子園2017」によると、花咲徳栄の岩井隆監督は「150キロの投手から連打は見込めない。甲子園で勝つにはロングが必要」として長打力の増強に特に注力してきたという。

   優勝直後からその打撃力はツイッター上で注目が集まり、

「優勝した花咲徳栄の、、甲子園での戦績は全試合9得点以上。化け物です」
「花咲徳栄とんでもない打線だった すべて9得点以上」
「今年の花咲徳栄は全員が打ってどっからでも点が取れる打線」
「とにかく花咲徳栄の強力打線にあっぱれ!」
「打線は文句なしにトータルでNo.1」

といった投稿が相次いでいた。

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