検査音以外の音が出るなんて考えられない
山下さんは「職人」の異名を取るほど、音作りへのこだわりが強いことで有名だ。ネット上ではこの話について、
「聴覚検査のヘッドホンにもクオリティを求める達郎w」
「病院の聴覚検査で使われているヘッドホンの性能に文句をつける山下達郎...さすが音の職人、その光景を見てみたい笑」
「もう山下達郎プロデュースの聴覚検査機器作るしかないな、これは」
などといった称賛の声が挙がる一方で、
「聴覚検査のヘッドホンにクレームつける人なんて初めて聞いたwww病院側はたまったもんじゃない(笑)」
「他の人はみんなそれでやってんだから、基準に文句言うな阿呆って感じ」
「ノイズと検査の音は全然違うのに。これはクレーマーだわな」
といった批判も出た。
ところで山下さんの言うように聴覚検査用ヘッドホンは性能が悪いのだろうか。J-CASTニュースが17年8月23日に医療機器メーカー大手に取材したところ、検査用のヘッドホンと音楽用では作る目的が違うため比べるのが難しいし、また山下さんがどんな病院のどんな施設を使い、どのような目的の検査をしたのか分からないため、コメントは難しいとした。その上で、
「検査用の場合は、大音量でも音が割れたり歪んだりしない作りになっています。また、ヘッドホンから出て来る音は、検査用の音のみで、雑音など他の音が出て来ることは、まず考えられません」
ということだった。そのため製品化する上で様々な検査をパスしているのだという。